独り言シーズン5


by hisaom5
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書籍「光る遺伝子 オワンクラゲと緑色蛍光タンパク質GFP」

光る遺伝子 オワンクラゲと緑色蛍光タンパク質GFP

Marc Zimmer / 丸善



「光る遺伝子」についてまとめた本。

特にGFPのことを詳しく解説している(ルシフェラーゼについても少し)。発見の歴史、研究の発展、そしてどのような用途がありうるか。研究の内容についてはかなり詳しく書かれているが、その内容が物語風なので楽しく読むことができる。ただ、「物語」がかなり派生していくので、正直私にとってはどうでも良い記述があったりし(それがかなりの分量で)、読み飛ばした所も多い。学生さんならばそれらの記述も楽しんで読めるのだろう。

この本の日本語版は2009年に発売されている(英語の原著は2005年)。GFPがノーベル賞をとったのは2008年である。あとがきで最新の研究の進展について補足はあるものの、蛍光タンパク質研究の最先端ではなくなっている。だが、2005年の時点で「曇りなき眼で見定めて」、GFP研究に貢献した3名の(後の)ノーベル賞受賞者を浮かび上がらせていたり、蛍光タンパク質の研究の変遷が詳しいけれども非常にわかりやすい(読みやすい)形でまとめられていることは、大変評価できると思う。私もこの本からいくつか実験のヒントをもらった。

GFPを使う研究者は一度この手の本(あるいはこの本)を読んでおいたほうが良いのではないかと思った。すくなくとも私自身はもっと早く読んでおくべきだった。
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by hisaom5 | 2014-04-24 12:39 | 読書