独り言シーズン5


by hisaom5
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ひと段落?リバイス投稿

今日は大学の今年最後の出勤日(私はもう少し来るつもりだが)。年末に向けて2つほど懸案事項(というかこなさなければならない仕事)があり、そういう縛り・期限が迫る中でいつになく実験した。デスクワークに戻らなければならないという脅迫があるからこそ、できるうちに・・・と頑張って実験したとも言える。

今日、その1つにケリが付いた。何かというと論文のリバイスである。マイナーリビジョン・リバイスの期限45日で、多分実験までせずちゃんとリバトルすればよかったのだろうと思うが、念のためにやってみた実験が、前のストーリーを(いい意味で)変えてしまうものだった。だからより慎重にデータを出して、さらに大幅に内容を書き換える必要があったので、かなりの覚悟が必要なリバイスになっていた。

期限は迫るが、期限を延ばしてもらったところで年末年始が入るのであまり変わらない。だから今年中に必ず仕上げて送る必要があった。結果としては、実験データが整って本気でリバイスし始めて数日でケリがつき、ラボメンバーの中で回してから、先ほどリバイスを投稿した。年末年始が挟まるので、結果が来るのは来月中盤以降となるだろう(まあジャーナルの性質上、アクセプトは間違いないと思うが)。

今回の投稿も面白い体験をした。学会で発表した時に、内容に好意的だった人にレビューアを頼んだら(もちろん匿名だからその本人とは限らないが)、レビューが熱烈すぎて、私達が考えるよりももっと強い主張を要求してきた。証拠が希薄だと私達が考えていたので、そういう主張をしなかったのだが、リバイスで要求された実験をやってみたら、その主張もOKという結果が出た。おかげで、最終的には新しい遺伝子を発見したことになり、名前もつけることにした(レビューアーが名前をつけろと言ってきた)。

いろんな遺伝子を扱ってきた。自分の実験で取得した遺伝子にはすべてすでに名前が付けられていた。名前がついていなくて、染色体上の位置をもとに呼ばれる遺伝子も扱っては来たが、自分たちが名前をつけられるほどの機能を明らかにしてもいなかった。今回のケースは、確かに新しい遺伝子と言っていいものを見つけた。私達に命名権(?)があるほどきちんと機能を明らかにしたわけではないが、まあ名前があったほうが呼びやすいのは確かだ。それで考えた名前は、確かにその遺伝子を表すに相応しいものじゃないかと思われる。また、酵母の遺伝子は略号で呼ばれるのだが、その際の見た目もちょっと面白くなった。

論文自体はたいした内容ではないと私自身も思っている。が、やっぱり論文を発表にまで漕ぎ着けるのはそれなりにしんどいものよ。

もっとずっとしんどくなることがわかっているネタを早く料理しなければならない。今の実験を楽しんでいる場合ではないのだが、新しいデータというのはやっぱりワクワクするものだ。元気の源になる。


と、ここまで書いて内容を読み返してみて思い出した。私の一番初めの論文は、新しい遺伝子を見つけたものだった(名前もつけたんだった)。


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by hisaom5 | 2014-12-26 20:18 | 日記