独り言シーズン5


by hisaom5
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あれから20年

私は阪神大震災の時、震度7の地域にいて、住んでいた木造の下宿がつぶれ生き埋めになり、その後救出された。そこからさらに3年、神戸の復興とともに大学院生時代を過ごした。

最近はあまり振り返ることはなかったのだが、20年の節目であり、友人のFacebookの投稿やそれに対するコメントを見ていて、自分も当時のことを少し思い出すことにした。黙祷をするつもりは特になかったのだが、たまたま地震の時刻の20分ほど前に目がさめたので、そのまま起きて、黙祷をして、Twitterに投稿した。

当時の手記と新聞記事をスキャナーで取り込んでデジタル化し、ついでに内容を読んでみた。

何度も読んだことのある文章なのだが、読んでいるうちに涙が浮かんでいた。もしあの時死んでいたら、私の家族や友人はどれほど悲しんだだろうと考えた時の涙かもしれない。もしあの時死んでいたら、今手に入れられているものを手に入れられなかったのだと思った時の涙かもしれない。あの時に失われたたくさんの人たちの、家族や友人の悲しみ、失われた未来を思った時の涙かもしれない。

生きているわけだから、その時どういう幸運があったのかなどと考えてもしょうがないと思っていたが、今じっくりと考えてみても、本当に「九死に一生を得た」状態だとしか言えない。偶然とはいえ死ななくてよかったと思う。

こういった経験をどう人生に活かすかは色々やり方があるだろう。「与えられた命なのだがから、使命に燃えて、全力で人の役に立つ人間として生きる」となれば美談ではあるが、そんなに簡単ではない。ただ、「私」という存在が、これまでの20年間ーそして今後も生き続けているといる意義が、周囲にとっても自分にとっても、あるような生き方は続けなければなるまい。


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by hisaom5 | 2015-01-17 17:11 | 日記