独り言シーズン5


by hisaom5
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

同じ所にとどまり続けることはできない。

最近、特に周りのことを何も考えずに実験しまくってる。

アイデアが連鎖的に湧いて来て、しかもちょっと前だったらやることをためらっていたかもしれない実験。どういう評価を受けるか知らんが、とにかく自分が面白いと思うこと、自分がやっておくべきだと思うことに次から次へと手を出している。

と言っても、実験系はルーチンなので、「アイデア→プラスミドや株づくり→アッセイ」の繰り返し。逆に言うとどれだけサイクルを回せるかが、どれだけデータが出せるかにかかっている。自分で獲得した研究費を自分のやりたいことにつぎ込む。大体それぞれの実験のコストもわかっているので、コスト―ベネフィットのバランスもとれている・・・と思いながら突っ走る。

楽しい・・・が、当然ずっとこのまま続けられはしない。研究はある時点でまとめにかかる必要があり、投稿すればそこで「評価」を受けることになる。研究費は、自分で取らなければすぐに尽きる。まとめた研究の評価(論文の質や量)は、研究費の獲得状況にも結びつく。前に進み続けなければいけない。同じ所にとどまり続けることはできないのだ。

話が少しずれるかもしれないが、私の研究室では、以前はよくイベントをやっていたが、最近はやらない(初詣を除いて)。今の私の研究室のステージは、そういうイベントを必要としない。それぞれのモティベーションで研究を進める高い意識をもった集団になってきているからだ。以前、若い学生がいた時は、研究へのモティベーションが低い学生たちに「研究室に帰属する」ということを楽しんでもらうためにイベントをやっていた。

今は、その必要がない研究室のステージということだ。6年も経てば生まれたばかりの赤ちゃんは小学校に上がる。小学1年生は中学に進学し、中学1年生は大学に入る。大学生一年生は社会人になっている。そんな中で、大学の研究室では毎年毎年同じことを繰り返す?

研究室が「箱」だと考えれば、その状態に違和感はないだろう。それぞれの学校は、入ってくる学生/出て行く学生はいて流動していながらも、毎年同じイベントを繰り返し行なっている。それが「教育」だからだろう。だが、私の研究室は、単なる箱ではない。研究室そのものが、状況に応じて毎年形態を変化させつつ前に進んでいく生き物だ。

多分それは、会社組織に近いのかもしれない。それも、小さな会社だ。ベンチャー企業や中小企業だ。常に戦っている会社では、のんびり遊んでいる奴らなんかいない。今の私の研究室はそのステージにある。同じ所にとどまり続けることはできないし、それをするつもりもない。

ただ、また「そういうステージ」が来たら、イベントしまくるかもしれないけど(嫌いじゃないので)。


[PR]
by hisaom5 | 2015-02-20 22:28 | 日記