独り言シーズン5


by hisaom5
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渡航マインド

この歳になったからか、そもそも私の性格なのか、あるいは今私がおかれている立場のせいなのか、「マインドセット」を切り替えるのがしんどい。マインドセットを「ロール」と言い直しても良いのかもしれない。人は生きていくうえで、たくさんのロールを無意識に演じている。そしてその都度、マインドセットを無意識に切り替えている。

あるマインドセットでロールを演じていてそれに不都合がない場合、あるいはそれが心地よい場合、ずっとそのロールのままやっていきたいと思うのは、人としてある程度しょうがないことだろう。だが自分が「堕落しているロール」を演じていて、それに気づいてそれでは良くないと思った場合に、頑張ってマインドセットを切り替えるという必要が生じる。あるいは、外部的な圧力によりそれを切り替えざるを得ないということもあるだろう。一日の間にたくさんの別々のロールを演じなければならないこともある。あるいは、その日ごとに、週ごとに、月ごとに別々のロールを演じる必要がある場合もあろう。そのロールの切替をどれくらいスムーズに行えるかが生産性を分ける。

私の職業上の立場で言えば、講義を行う講師としてのロール、ラボヘッドとしての研究室運営と学生の指導のロール、そして自分自身が研究活動を行う研究者としてのロールなどがある。これらは同じように見えて、それぞれ異なったマインドセットを使う必要がある。それをどう切り替えながら最も高い生産性を維持するか?

切り替えに時間を要して集中できずダラダラと過ごしてしまうことが一番生産性を落とす。これまでにある程度分かっているうまいロールの切替方法は、時間を切ることだ。午前は他人の時間(講義と学生指導)、午後は自分の時間(研究)、夕方以降は未来の時間(研究申請書の執筆など)という分け方をするのだ。さらに、これも数年前から気づき始めたことだが、生産性を上げるには互いのロールをリンクさせるのだ。あるロールを演じながら、バックグラウンドで別のロールのマインドセットも少し動かしておく。すると、2つのロールのタスクが突然繋がることがある。そうすると半分の労力で2つの仕事をこなすことが出来たりもする。

とまあ「言うは易し」で実際にはなかなかこうは行かない。

なんでこんなことを書いたかというと、論文を投稿して渡航の準備にエネルギーを注ぎ始めたら、「訪問研究員マインドセット」がムクムクと湧き上がり、今回の渡航をどううまくやり遂げるかということばかり考えるようになってしまった。私は訪問研究員としてどれだけの事ができるだろうか、日常生活は、英語は、満足できる滞在ができるか・・・そんなことを考えていたら「研究者・ラボヘッドマインドセット」がどこかに行ってしまい、ラボでの実験がとても面倒くさくなってしまった。渡航にはまだしばらくあるのだから、準備は進めつついまやらなければならないことも進めなければ・・・。


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by hisaom5 | 2016-04-27 19:59 | 日記