独り言シーズン5


by hisaom5
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打つ手に自信が持てない

渡航まで一ヶ月になった。「一度アメリカ・セントルイスに家族連れて留学してるんだから、今回の留学なんて余裕でしょ。3ヶ月だし。」などという気にはなれない。妻の考え方はまったく違うようだが、正直あの留学はもうこりごりだ。まあ、日本での地位もなく向こうで賃金をもらって暮らすというシチュエーションに比べれば、今の状況は遥かに気が楽なはずだ。

だが、あのこりごり感がトラウマとなっていてやっぱり今回の渡航に対しても恐怖を感じ、とても憂鬱な気分だ。ほんと、よくもまあ留学なんてしたもんだ。ただし、始めの辛さをこえてからは、日本ではとてもできない楽しい生活を送ったのも事実なのだが。だからこそ、初めにいかに軌道に載せられるかが問題になる。辛いだけの3ヶ月になってしまう可能性もあるということだ。あの頃よりは少しは成長していて、もう少し上手くやれそうな気もするが、逆に歳をとってしまった自分に失望するだけかもしれない。それが一番怖い。

その状況でも幾つかの意思決定をしているのだが、自分の精神状態に信頼性が持てず、打つ手が間違ってやしないかと自信がもてない。

Airbnbを通じて私が単身で滞在するために契約した相手が、さらに家族全員の滞在をかなり安い価格でオファーしてくださっている。それはとてもありがたいのだが、そちらの取引が今のところAirbnbを介していない個人的なものになっていて、少し不安を感じる。Airbnbを介すると手数料だのでまた値段が上がるかもしれないが、まさにセントルイスの始めの個人的な契約で起きたトラブルが忘れられず、どうしても慎重にならざるを得ない。その人は、Airbnbのカスタマーコメントでの評価はとても高くて信頼できるのだが、やはり無用なトラブルは避けたい。それで相手の機嫌を損ねてしまうかもしれない。


逆の状況として、来週からフランス人学生がうちのラボに来て3ヶ月滞在する。私は初めの3週間ほどしか一緒におられず、あとは博士の学生に任せる。無責任と言って非難されるかもしれないが、博士の学生にとっても人を指導するというのは良い経験になるだろうと思っている。旅程を聞いたら、空路で地元空港に来るとのこと。そこから大学のインターナショナルハウスまでは、バスと徒歩であまり簡単ではない。ということで、空港まで迎えに行くことにした。

初対面で車に一緒に乗るというのだって、かなり緊張を強いられるが、セントルイスでの留学先のボスは私を空港まで迎えに来てくれたのだ。同じデパートメントの日本人ポスドクに書いてもらった、私の名前が日本語で書いてあるボードを持って空港で待ってくれていた。その気持は返していかなければならない。長旅の後、重い荷物を引きずって道に迷うほどしんどいことはない。

実は不安要素はもう一つある。「フランス人」が来るとはいえ、名前からするとどうもイスラム系のようなのだ。フランスでのイスラム系国民はとても難しい状況に置かれているのではないか?昨年来たフランス人学生は愛想のいい女の子だったので、行く先々でモテまくったらしいが、今度の彼はそうはいくまい。宗教的な問題もあるかもしれない。果たして、彼は日本にどんな印象を持つことになるのだろう。私たちはうまくやり遂げられるのだろうか?

「難しい経験をしてこそ成長する」と私は思っているので、「難題どんと来い!」というのがこれまでの信条ではあった。だが、それがいくつも同時に来るのは少ししんどいな(とは言えそれも自分が巻いた種)。さてどうなるやら・・・。まあ1つずつクリアーしていくしかあるまい。



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by hisaom5 | 2016-05-06 19:34 | 日記