独り言シーズン5


by hisaom5
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

<   2014年 04月 ( 5 )   > この月の画像一覧

光る遺伝子 オワンクラゲと緑色蛍光タンパク質GFP

Marc Zimmer / 丸善



「光る遺伝子」についてまとめた本。

特にGFPのことを詳しく解説している(ルシフェラーゼについても少し)。発見の歴史、研究の発展、そしてどのような用途がありうるか。研究の内容についてはかなり詳しく書かれているが、その内容が物語風なので楽しく読むことができる。ただ、「物語」がかなり派生していくので、正直私にとってはどうでも良い記述があったりし(それがかなりの分量で)、読み飛ばした所も多い。学生さんならばそれらの記述も楽しんで読めるのだろう。

この本の日本語版は2009年に発売されている(英語の原著は2005年)。GFPがノーベル賞をとったのは2008年である。あとがきで最新の研究の進展について補足はあるものの、蛍光タンパク質研究の最先端ではなくなっている。だが、2005年の時点で「曇りなき眼で見定めて」、GFP研究に貢献した3名の(後の)ノーベル賞受賞者を浮かび上がらせていたり、蛍光タンパク質の研究の変遷が詳しいけれども非常にわかりやすい(読みやすい)形でまとめられていることは、大変評価できると思う。私もこの本からいくつか実験のヒントをもらった。

GFPを使う研究者は一度この手の本(あるいはこの本)を読んでおいたほうが良いのではないかと思った。すくなくとも私自身はもっと早く読んでおくべきだった。
[PR]
by hisaom5 | 2014-04-24 12:39 | 読書

走れた。花見的なもの。

今日は午後から雨が降るという予報だったがなんとか持っている。

午前中ようやく走れた。ハーフマラソンと同じ距離を走ったが、2週間ぶりにしては(2週間ぶりだから?)比較的快調。靭帯炎も発症せず。それでもまあ筋肉は痛くてまともに歩けないのはそうなのだが。

昼くらいから近所の人たちと花見。私が住んでいる8世帯が入る「長屋」は発展し、22人の子どもたちがいる状態。遊んでいる子どもたちの様子を見に行ったら、寄ってたかって鬼ごっこの鬼にされ、午前中の走りでしんどいというのに子どもたちを追いかけまわさせられた。

その後、とりあえず「ラボに入ろうプロジェクト」は続けたいので研究室にきて、D3がいるのは確認し、でも酔っ払っているので仕事にならず。夕方からはまた別の飲み会があると。

まあこうやって休みにはしっかりと「ガス抜き」をやって、また仕事に集中するのが良かろうと。
[PR]
by hisaom5 | 2014-04-05 16:00 | 日記
以前から、論文を書く度に(書こうとする度に)その苦労(苦悩)をブログに書いてきて、それをまとめて自分のウェブページに載せたりしてきた。

いちいち論文を書く度にそんな苦悩を味わうようなレベルだから論文の数が少ないのだと言われればそうなのだろう。実際、現在の職場に来て、バンバン論文を発表している同僚たちを見ると、時にレビューアのコメント等に文句は言っているものの、投稿までのプロセスは実に淡々とこなしている。そして次から次へと論文を発表している。

そういう人たちを見てると、論文書くのが苦しいなどといちいちブログに書くことは大変恥ずかしいことのように思えて(というかそもそもブログを書くこと自体が恥ずかしいことではないかという気もしないでもないが)、論文執執筆の苦悩をだらだらと書くのをやめてしまった。

だが、苦しい物は苦しい。かつて、この分野の御大と呼ばれる人物が、論文を執筆していることをブログに紹介しつつ、「論文執筆は生涯学習だ」と書いているのを見て勇気づけられたこともある。御大だって苦しんでいる。私だって苦しむのは当然。

そしてその苦しみを記録としての残しておくことも重要だろう。

・・・とまあ前置きが長くなった気もするが、言いたいのはこれから書こうとする論文のことで、これが間違いなく「産みの苦しみ」があることが予測されるのだ。

私自身としては、「とても良い素材が手に入った」と思っている。下ごしらえもある程度できた。だがこの素材を使ってどんな料理を作るのか、それがまだちゃんと定まっていない。論文を書きながら、どこまでの料理が作れるのかが決まってくる状態。

しかも、この素材で勝負もかけたいと思っている(良い雑誌に投稿するということ)。産みの苦しみが間違いなくある。

話は変わるが、実は私が産みの苦しみを味わうようになったのは、自分が研究スキームを変えてからなのだ。いわゆる分子生物学をやっていた頃には、論文を書こうとする段階ではすでにある程度のストーリーができていた。起承転結がついた段階で論文を書き始め、フィギアを並べそれに合わせた解説をつける。もちろん論文を書くのはしんどかったが、ある程度レシピができた料理を作っていたのに近い。

研究スキームを自分独自のものに変えてから、材料だけはあるが、全くレシピのない料理を作る事になった。これをやるのは大変な苦労・苦悩だ。だけどうまく行った時には、なんとも言えない独自性の高い論文が出来上がることになる。

他の人が自分の論文を読んだら、書かれている内容もさることながら「これどんな奴が書いたんだ?」と思わせるような論文を書きたいじゃないか。それが積み重なって、「あいつはいつもちょっと変わった(面白い)論文を発表するな」と思わせたいじゃないか。

うん。だいぶ自分の気持が整理されたな。
[PR]
by hisaom5 | 2014-04-04 12:29 | 日記
ふと昨年の今頃のブログを読んだ(非公開にしている)。毎日つけることに決めて毎日書いていて、それなりに今読んでみて役に立つ情報だということがわかった。そして何より、当時の自分にとっても「ログをとる」という意味で役に立っていたようだ。

ということで、非公開になったりもするかもしれないが、とりあえず当面また毎日ブログを書くことに決めた。

ーー

いろいろと、「これヤルで」「あれヤルで」と習慣化しようとして失敗することを繰り返すヘタレな私だが、ここしばらくのモットーとして、「チクショー感」を出してみることにする。結局、いろいろチクショーなのだ。自分自身が一番チクショーなのだ。それを我慢して納得させようとしているからスケールが小さくなっている気がするのだ。

だからここしばらくはチクショー感をだす。

ところで、今年のテーマは「ラボに入ろう」だった。だが思った通り3月の研究費申請、4月から始まる講義、などなどでラボに入れないメンタリティーになってきた。そもそも集中して論文を書こうかってなるとラボにバンバン入れないし。そういうのがもう、チクショーだ。

マルチタスクで何とかしろって、自分!一日の間で時間を区切るとか、毎日x時間かならずこれをやるとか、そうすればなんとかなるんじゃないのか、自分!

とりあえずそういう不満もエネルギーにしていかないと前にすすめんわ。頑張るぞ。
[PR]
by hisaom5 | 2014-04-03 19:46 | 日記
2日ほど前に新年度になった。

送別会の馬鹿騒ぎの後、風邪をこじらせ、1日の科研費の発表を心臓をバクバクさせながら見た。今年度が始まる。数日前と全く異なるメンタリティー。数日前の事なのに記憶すらはっきりしない。

3月末にはようやく一年を無事終え、ラボを去る人も無事送り出した。そのつかの間の安堵の後、4月1日が来た。

新しい人達がラボに入り、今年も研究費に決してゆとりがない事がわかり、そんな状況で今あるデータをきちんと論文にして、学生さんにも学位をとれるように後ろ押しをし、アドリブ性の高い講義をこなし、海外出張をし国内出張をし、さらなる研究費獲得のためにあがき、秋には来年の研究費を獲得するために必死で科研費の申請書を書く。その間にいろんなことで一喜一憂、いや一喜百憂くらいするだろう。

4月の初めは普通、希望に満ち溢れて楽しい時期なのかもしれないが、まったくそんな浮かれた気分になれない。今年一年また無事に走りきれるのか、そんな不安感ばかりが募っている。

「自分で気分を盛り上げるぜ」と、昨日はいつの間にか満開になっていた近くの植物園の桜をラボメンバーと見ながら「歓迎ランチ」をした。だがやっぱりあんまり気分は変わらない。

先週末走れなかったからかもしれない。今週末は何としてでも走らなければ。それと同時に、仕事の上でも走り続けなければ。走っていないから、それが自分にわかっているから不安感が募るのだ。

本気で「始動」するぞ。
[PR]
by hisaom5 | 2014-04-03 18:01 | 日記