独り言シーズン5


by hisaom5
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昨日のラボセミナーで、Mさんが発表した論文の中身にちょっと違和感を覚えたので指摘したら、議論が紛糾した。

私:そのデータ、なんか変な感じがする。今言ってた条件で、そういうグラフが得られるとは思えない。
Mさん:「変な感じがする」とか「思えない」というのは論理的ではない。

まあ確かにそうだ。

だが、なんか見ただけで変だなと思うことはある。特に今回は数理モデルの話だったので、与えられた前提条件で、そこまでの予測ができる数理モデルが立てられるとは思えないという直感があった。しかし、直感だからといって「論理的ではない」とは限らない。これまでに自分の脳みそに蓄積した経験・知識が、そのデータを見た時に統合されて、どこかの部分でおかしさというものを感じているのだ。じっくりとその根拠を取り出せば、論理的にも説明できる可能性は高い。

私は、これまでもこうして議論が紛糾する場によく居合わせた。というか、その中心にいた。自分が紛糾させているつもりはなく、私がなんとなく言ったことに、「それは違う!」と非常にエキサイトして割り込まれたり、今日のように誰かの発表に「なんかおかしい」と言ってしまって、そこから紛糾したり・・・。

紛糾してエキサイトしているときはあまり気分の良いものではないのだが、それが後になって財産になることが非常に多い。紛糾するということは、そこに大きな対立する視点があるということであり、考え方の大きなギャップがあるということでもある。実際、紛糾したテーマについてあとで調べてみると、しばしばそれが科学の最前線で追求されていることだったという経験がある。だから、後の人間関係に悪影響を及ぼさない限り、紛糾することは悪いことではなく、むしろチャンスと捉えて良い。(「〜限り」の部分が、実は一番難しかったりもするのだが。)

さて、そんなこんなで昨日の紛糾であるが、結局は「数理モデルをちゃんと見てみないとわからない」ということで、私が見てみることにした。

詳細は来週のラボセミナーで発表することにしたが、結論は私の予想したとおり・・・というよりも予想よりもひどかった。まずは、図の見せ方が非常にconfusingで、モデルで得られたものと実際のデータが非常にわかりにくい。それが、私に違和感を覚えさせた原因の1つだった。本文中では、「モデルの予測は驚くほど合っていた」と言っていたが、前提となる条件をreasonableな形でいじってみると全く違う結果になり、合っていたのは「たまたま」だということも分かった(つまりこのモデルは何も予測できていない)。その操作は、このモデルを作る際に当然やっておくべきもののはずだが(レビューアも気づくべきだが)、意図的にか気づかずか、その記述は論文中にない。

話がそれるが、そういう「当然やっておくべきこと」が抜けたままパブリッシュされるのは、著者としても雑誌としても大変に「恥ずかしいこと・みっともないこと」である。「論文が通った!やった〜!」ではない。「そういう論文は後から淘汰されてなくなる、それがサイエンスの歴史だ」、という人もいる。だが、まずはそういうみっともないものが世に垂れ流されないようにすべきではないか。

インパクトファクターで雑誌を区別することに賛否はあるが、大抵の場合、ハイインパクトファクターの雑誌にはみっともないことを避けるプライドがあり、エディターもレビューアーも大変に厳しい目で論文を審査する。だから、発表されている論文にはある程度の「信頼」がおける。自分の時間を割いて、その中身を吟味する価値があると思えるのだ。今回のように、時間を割いて数理モデルの中身を見てみてたら酷いものだった、ということはある程度避けられるはずだ。

今回の場合には、私自身も勉強になったし、ラボメンバーにも勉強になる素材として役に立ったので、それはそれでよかったとしよう。最後に1つ付け加えるならば、この論文の実験データはすべてちゃんとしていて、得られた結果や主張も面白いものだった。(問題があるのは数理モデルだけだった。)


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by hisaom5 | 2014-10-31 20:36 | 雑記
私は英語ネイティブでもないのに英語の講義をやっている。たいていそういうものなんだと思うが、自ら「やります!」と言ったわけではなく、「やってください」と言われたから受け持っている。英語論文のリーディング(抄読)とライティングだ。

リーディングの方は、論文を読んでその内容を(日本語で考えて)咀嚼すれば良いのでさしたる問題はない。

問題はライティングの方だ。ネイティブでもないのに完全に「正しい英語」が書けはしない。もちろん論文は英語で書くわけで、英語の執筆も日常的に行っている作業ではある。しかし、論文を投稿するときには、審査員に「英語が悪い」と言わせないために、ネイティブによる英文校閲を必ずしてもらう。そうするとやっぱりいろいろと直される。そういう状態で、ライティングを指導する。

ただし、日本人だから教えられることはあると思っている。ネイティブではないから苦労している点、それをどう乗り越えて論文を校閲してもらうところまで持っていくか。あるいは校閲はしなくても、ネイティブに通じるレベルにするにはどうしたら良いか、といったところなど。もちろん教えるからには、こちらも常に研鑽を積み、正しい英語に近い英語が帰るように努力はしている。

昨年はじめてライティングの講義をして、5名の学生にミニ論文を書いてもらった、添削を繰り返し、その都度ポイントとなっているところを解説していくというスタイルで行った。これはかなりの労力を取られた。学生によって英語の実力もまちまちだったりするし。最終的には自分と学生が「これくらいでいいかな」「と思うところで講義は修了した。

今年も同様に行おうと思ったが、やはり特にこちらの労力が半端ない。それぞれに書いてもらった内容を添削するという作業が、まさにケースバイケースなのだ。

それで、昨年ポイントとなったところがなんだっけ、と思いつつ取り出してみようとしたら、情報がバラバラに存在していて、自分でも忘れていることだらけだった。頭の中に入っていると言っても、どこかの深い引き出しにある。それが、ケースに応じて出てくる状態では、教える方も教えられる方にもよろしくない。

とうことで、今日のタイトルになるのだが、自分で学んだこともちゃんと体系的に整理して取り出せる状態にしておかないと、結局役に立たないことになりかねない。wikiは体系的に情報を整理するには抜群のツールだと思っている。ということで、講義のwikiに情報を整理しつつ、次回の講義に備える。

ところで、究極の知識の体系化の1つは教科書だと思う。だから、この講義でも、自分の伝えたい内容がきちんと整理されて記述されている良い教科書を選んで、それをそのままやればよいのかもしれない。手抜きのような気もするが、実際にはそれが一番よい手段だとも言える。さらに言えば、自分で教科書を作ってしまえばベストなのだろう。


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by hisaom5 | 2014-10-30 20:26 | 雑記

睡眠

早起き2日目。今日は体がダルイ、頭も冴えてない。

6時おきで早起きというと怒られそうだが・・・ちなみに私以外の家族(幼稚園児の次男を除いて)は6時から6時半までに皆起きる。朝はあらゆる部屋から数種類の目覚まし時計が鳴り、眠りの浅い私は一番に起き、目覚ましがいつまでも止まらない時には部屋に怒鳴りこんで、また寝る。おかげで、妻や子どもたちには目覚まし代わりにはなっているかもしれない。

また、私が寝ている部屋はカーテンがない窓があるため、日の出とともに明るくなる。夏場はいつも朝5時過ぎには明るくなり、必ず一度目が覚める。

それらの障害(?)をさけるため、本気で寝たいときには耳栓とアイマスクをする。アイマスクの効果は抜群で、朝日が入る時間にアイマスクを付けて寝ると非常に深い眠りができる。だが、これが果たして目覚めに良いのかはわからない。光によって概日時計がリセットされるらしいからだ。朝方にやたらと深く眠れば良いというわけではなさそうだ。

だったらいっその事、朝日とともに起きればよいではないかという話になるのだが、睡眠時間を確保したければその分早く寝ることが必須になる。あたりまえのことだが、早く起きるために早く寝なければならないのだ。

さて、この2日間、6時に起きるために午後10時には寝た。問題は、まだこのリズムに体が慣れていないことと、「起きることに対する恐怖」から脱却できていないことである。特に後者は問題だ。目覚ましがなるまでになんども目を覚ましてしまう。そして時計をみて、あと何時間眠れるか確認して、また寝る。昨晩は覚えているだけでも、午前2時過ぎ、4時過ぎに目が覚めた。しかも、ずっと起きることを考えながら眠っていた気がして、じっくり眠れた気がしない。

私にとっての早起きの最大の問題は、「起きなければ」という恐怖によって、睡眠の質に悪影響をおよぼすところにある。実際、私は眠りが普段から浅く、いろいろな物音ですぐに目をさましてしまう。ただ、そのおかげで、寝過ごしてしまうということはほとんどない。この「恐怖」をクリアーできるまで早起きを続けることが、まず第一の関門といえよう。リズムが合ってくれば、ちゃんと眠れるようになると思う。

ただ、よくわからないことに、Sleep Cycleで眠りをモニターしたものを見ると、割といいかんじで寝ているのだ。昨晩のSleep Qualityは86%。悪くない。だから、実は恐怖とか言いながらちゃんと寝ているので、「気にしない」ことが大事なのかもしれない。


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by hisaom5 | 2014-10-29 07:01 | 日記
私は、long sleeperである。long sleeperなどという言い方をすればかっこ良く聞こえるが、要するにやたらと眠る人間なのだ。

「眠ることが趣味」などということもできるが、「そりゃ単にずっと寝てるだけでしょ」と言われればそれまで。確かに本人にとっては寝ている時ほど幸せな時間はないのだから、こういう言い方にならざるを得ない。話がそれるが、眠りが趣味というくらいならば、眠りにかなりのこだわりと投資をしていてもらいたいものだ。せめて、枕やマットレス、布団はこだわりを持っていて、これまでにいろいろなものを試して行き着いたものがあるとか、眠りを自分なりに分析し最高に良い眠りを得るには、その他の生活習慣をどのようにしたら良いのかとか、一家言はないといけない。・・・私はそこまででできていない。だから眠りは趣味とはいえない。

話を元に戻すが、私はやたらと眠ることは好きだが、やたらと眠る自分は好きではない。最近は、誰の陰謀かやたらと「眠ること」を推奨するニュース記事を見るが、眠りすぎていることに対するネガティブな記事を見ることはない(早起き推奨は時々見かける)。睡眠不足で頭脳が働かない事による生産性の低下を訴える記事を見るが、それ以前に眠りまくっている時間には仕事はしていない。まあ、そういう記事が出るということは、大抵の世の中の人は、睡眠が足りていない状況にあるということだろう。

また話がそれた。で、私はそれを時々何とかしたくなり、まずは早起きを始めようとする。それは時折成功し、長くは続かず、また「好きではない自分」に戻る。まあダイエットや、運動習慣のようなものだ。ダイエット(太らないこと)と運動習慣(ジョギング)はなんとか維持できているが、早起きだけはどうにも続かない。眠りを体が欲してるのかもしれないし、単に怠けているだけなのかもしれない。その違いがわからないのだが、いずれにせよ、自分としては生産性が下がっている気がして良くない。

と、前置きが長くなったが、今日から再び早起き週間(習慣)をはじめることにする。以前どこかで「ログをつけたら良い」という記事をみたので、Sleep Cycleのデータ管理(SleepSecure)を購入し、睡眠データの管理をはじめてみることにする。ちなみに今日は6時に起きた。


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by hisaom5 | 2014-10-28 07:36 | 日記

昨日のラン

昨日、娘のバレーボールの試合を見に行き(結構勝つようになったので見てて楽しい)、試合の合間の時間を利用して運動公園の裏にある山に登ってみた。30分くらいしか時間がなかったので、負荷の高いランをしようと思ったのだ。

初めはアスファルト、ハアハア言いながら走り、途中で休んで呼吸を整え、を繰り返していたが、しまいには歩くしかなくなった。途中で、展望台のようなところに通じる道があったので、土の道を登った。さらに、「多分こっち」という感覚をもとに、山を下りまた登り、すると行き止まりになり、しょうがないので引き返しつつ、この辺りでもう山登りの体力はほぼなくなっていたので、あとは別の道を走って下りに下った。

たどり着いたのは、山の反対側。妻から「もうすぐ試合が始まる」という連絡を受けてからずいぶんたっていた。体育館からは2. 3kmほどあった。

体力の続く限り走っては歩いてを繰り返し、ようやく体育館に辿り着いた時には1セット目の終わり、ちょうどセットをとられたところだった。2セット目からは私が応援に加わり、チームは続く2、3セットを無事にとって勝利した。私の応援が勝利に貢献したのは言うまでもない(?)。

今日は太ももがかなりの筋肉痛。腕を振ったからか肩や背中も筋肉痛。「鍛えられた」ということで喜ばしいことだ。昨日は7. 8km走った。こうなったら(?)、とことん鍛えてやる!


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by hisaom5 | 2014-10-27 19:16 | 日記

Sさんの結婚式

昨日は、私の研究室で修士論文の研究をしたSさんの結婚式が名古屋であった。

一年半ほど前にはCさんの結婚式・披露宴もあった。Cさんは私の研究室に6年ほど在籍して、学位をとったこともあり、私は披露宴の主賓で、スピーチもあり、向こうの主賓のビッグな教授たちとも同じ席でもあり、ご両親も挨拶に来たりして、あんまりリラックスはできなかった。ただ6年も一緒にいたわけで、彼女の結婚には感慨深いものがあった(相手のTさんとの出会いのきっかけを作ったのが私だったというのもあるが)。

一方、昨日の結婚式では私はあくまでゲストの1人。テーブルも「お友達集団」と一緒。私のほかは、Sさんと同年代の女性が5名、おっさんは私一人という状態。これ、昔の指導教員に対してちょっと失礼じゃないかという考えもできるのかもしれないが、私自身は会社の上司とかと一緒にされるよりはよっぽど気楽だった。あるいは私という人間をわかった上での席なのかもしれない。Sさんは意外と気がつくタイプなのだ。・・・まあ何も考えていない可能性もあるが。

2年ほど前に就職したSさんとその彼氏(現在の旦那さん)と、6月ごろCさんのご家庭に遊びに行った。その時に、私はSさんからさんざん「非常識」と言われ、内心傷ついていた。今回の結婚式・披露宴でも非常識といわれないように気を遣おうとおもっていたのだが、会場についたら楽しくなってしまい・・・まあ若干非常識な言動があったかもしれない。だがそれが「期待されていたこと」だろうから、気にはすまい。

披露宴は、Sさんの人柄もあり十分に演出の効いた、楽しいものだった。本心を言えば、Sさんのキャラクターがもっと全面にでても良かったような気がするが、TPOを気にする彼女であるので、昨日は「花嫁」を演じきったのだろうと思う。(二次会ではなんかやったかもしれないけど)

今回の披露宴もいろいろと演出があったが、そういうのを見ると自分達の披露宴を思い出す。結婚2年目のCさんも、「初心に帰る」といっていたが、まさにそんな感じ。私たちの場合は、ほとんど妻に任せたものではあったが、二次会も含めて参列者の方々には楽しんでいただけただろうと、今にしても思う。

披露宴のあとは、一緒に参列していた研究室の学生とCさんとその旦那(Tさん)と、お茶をして(私はサングリアを飲んだが)、普通に(?)岡山に帰ってきた。2年だけ研究室にいたSさんだったし、籍もだいぶ前に入れていたので、特に大きな感慨はなかった。と思っていたのだが、家に帰ってみるとそれなりに脳に響くものがあったようだ。幸せとは、家族とは・・・と考えてみたり。リハビリのために(?)今日はじっくりと休日を過ごした。

私の研究室のメンバーは、今も昔も少ないので、これで当面結婚式はなかろう。


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by hisaom5 | 2014-10-26 11:01 | 日記
昨日は山梨大学からYYさんがと学生さんが来られた。YYさんは私が主催した研究会に来られて、実は大学の後輩であり同郷の出身であることもあって、ここ5年くらい共同研究をしている。

実際には分野が少し遠いので、なかなか成果がちゃんとした形にならないのだが、分野が遠いだけにディスカッションから学ぶことは多い。YYさん、最近さきがけにも採択され(羨ましい限り)、これから大きく飛躍されるだろう。昨日もとても楽しくためになるディスカッションができた。

ディスカッションの後は、例によって(?)近くの地ビール屋に。岡山に来てからというもの、私はこの地ビール屋がとても気に入ってしまい、お客さんが来たらたいてい行くことにしている。今年も月に2度ほどは行ってると思う。

とても美味しくて、しかも様々なバリエーションがある。大抵お客さんを連れて行くとべろんべろんになってしまう。美味いだけに飲み過ぎてしまうようだ。その分、お客さんの本音が聞けたりもする。

で、このビール屋は10時前には店じまいするので、その後は歩いて駅の方に向かいつつ、中華料理屋に行き、さらに駅前のラーメンを食べてしめる。これが「フルコース」と呼ばれるものだ。お客さんを駅まで送り届けた後、酔い覚ましも兼ねて歩いて大学・家の方に帰ってくる。・・・と言っても酔なんか覚めないのだが。昨日もそのフルコースだった。

明日は、以前指導していた学生の結婚式に名古屋に行く。


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by hisaom5 | 2014-10-24 19:00 | 日記

科研費1つ目ほぼ完成

3人の子供のうち2人が、体調不良で学校を休んだ。私もなんだか調子が悪い。

昨日は健康診断。オプションで腫瘍マーカー検診というのができていた。全部やったら1万円位かかる。一旦始めたら毎年やらないと気がすまなくなるだろうな。もう少しコストが下がらないかしら。

一昨日ガッと書き込んだ勢いで、科研費申請書の1つはほぼ完成した。後は校正の段階に入る。

少し同じ内容が重複している気がする・・・だが重複の使い方は難しい。ソリッドな文章は「一度しか言わない(書かない)」方が良いはずだが、敢えて何度も書くことで印象に残させるというテクニックもある。特に相手を説得する文章の場合にはなからずしも重複は悪いことではない・・・「大事なことはなんどでも言う」というスタンスもある。

もう1つ、本当に良い物にしようと思ったら、ここから一度壊す必要がある。意見を言ってくれる人に見せたり、寝かせたり。

まだもう1つ申請書を書くつもり。頑張れ俺。

ラボメンバーに見てもらったら、色々と指摘してくれた。助かる。大きく手をいれるかどうかは悩み中。



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by hisaom5 | 2014-10-22 19:30 | 日記
今日は科研費の申請書の1つに文章を書き込んだ。

私が真剣に研究費の申請書を書くときには、以下のステップを設けている。左から右にいくほど完成度が上がっていくわけだが、必ずしもこの順番でやるわけではない。

構想(空想)、資料集め、項目の決定、モジュールの作成、申請書への書き込み、図の作成、トリミング、文章の校正

今日は申請書の1つが、ようやく書き込みの段階に入った。大体埋まったので後3つのステップで完成度を高めていく。もう一つの申請書はまだ構想段階。果たして間に合うのだろうか。

科研費申請の締め切りは来月の頭だが、それが終わるまでは他のことにエネルギーを注ぐ気になれない。だったらさっさと作ってしまえば良いのだが、上記のようにかなりステップを踏むので(しかも特に資料集めに時間がかかる)、そう簡単にも仕上がらない。しかも、書くなら絶対に良い物にしたいので、締め切りギリギリまで何とか良くならないかと粘ってしまうのだ。

今年は春先にも同様な真剣な申請書書きをやって、面接まで行ったのだが採択されず。面接資料まで含めるとかなりのエネルギーを使い、それが霧散した。

いろんな考えはあろうが、私にとって研究費はまさに死活問題。「とれたら研究がより贅沢にできる」というようなオマケ的なものではない。まさに死ぬ気で毎回書いている。うちの学生が、とある学内の先生に「君の研究室は研究費があっていいね。私のところはxxx円で何とかやっている。」と言われたらしい。研究費はどこからか降ってきたのではなく、必死で獲得してきたのです。だからあるのです。

そうでなければ研究が続けられないから、先に進まないから。特にラボのメンバーがやりたいと思った実験に予算面で制限をかけたくない。本当のことを言えば、思い切って研究費をドンドン使わせて新しいことにもチャレンジさせたいのだが、そのレベルにはなかなかなれない。

こういう状況は研究室を運営している限りずっと続く。気は一向に休まらない。前にも書いたような気がするが、これで長期ビジョンに立った良い仕事ができるわけがない。

とまあ愚痴を書いてはみたが、今書いている申請書の研究テーマは面白い。長期ビジョンにも立っている。でもこの必死の申請書でいただける研究費は2年でしかも少額。人を雇うことすら出来ない。まあこの2年でとんでもなく化けさせられたら、私の研究室の今後10年をになうビッグなプロジェクトになるかもしれない。期待は持てるテーマではある。

そういうことを一年に一度くらい考えても良いのかもしれない。いや、一年に一度は多すぎるな。数年に一度、にしてほしい。


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by hisaom5 | 2014-10-20 19:58 | 雑記

【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法―NHK式7つのルール―

矢野 香/ダイヤモンド社

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久し振りに読書評も書いてみる。

出張に向かう新幹線でネットをしていた時にニュース記事か何かからたどり着いた本。Amazonの書評も好評だったので買ってみた。昨日届いたが、この本にあるプレゼン術を今日の講義で使ってみようと昨晩一気に読んだ。実際、字数はそう多くないので一気に読めてしまう。

内容はわかりやすく、なるほどと思えるところもあり、実践も容易そうだったので、早速この本に書いてあったプレゼンのテクニックを講義で使ってみた。

効果てきめん、私の講義の間ずっと学生の眼が輝いていた。

・・・などということは当然なかった。まあ自分的には実験的試みをいれつつやったので楽しくできた。次回も、この本に書いてあるテクニックで今回できなかったことを試してみよう。そういう面白さはある本だ。



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by hisaom5 | 2014-10-17 21:25 | 読書