独り言シーズン5


by hisaom5
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カンター教授のジレンマ

カンター教授のジレンマ

カール ジェラッシ/文藝春秋

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二度目。以前に買って、読んで、ラボの書棚に置いてあったものをもう一度読んだ。大筋は覚えていたが結末など忘れていることも多かったので読みなおした。

いわゆるSTAP細胞問題では、小保方氏が捏造したとして非常に大きな批判・批難に晒されたが、研究者の捏造は特に珍しいことでもない。そういうスキャンダルは度々起きてきた。この小説では、ノーベル賞を受賞する師弟の間での「もしかしたら捏造があったのではないか?」というジレンマが描かれる。それだけではなく、科学者という一見理性のみで生きていると思われている集団が、如何に人間的でドロドロとした感情を持って科学の営みを行っているかも描かれている。

本編と関係あるのかないのかわからない複数の男女関係が少し邪魔くさい気もするが、それが良いスパイスとなってよりこの物語を面白くしていると考えられなくもない。

結局、この本のもっとも重要なメッセージは、原著者のあとがきにあるように思う。チャールズ・バベッジの言葉の引用や、「パラダイム的科学」の持つ性質。真に独創的な発見のためにはデータに潔癖になりすぎてもいけない。革新的な科学の進歩は人間の脳によって創りだされる。データの奴隷になってはいけないのだ。



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by hisaom5 | 2016-02-13 16:52 | 読書

火星の人

火星の人

アンディ ウィアー/早川書房

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言うまでもなく(?)、現在公開中の「オデッセイ」の原作。めちゃくちゃ面白い。それなりの長さの本だが週末を使って一気に読んでしまった。映画も見るべきか。



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by hisaom5 | 2016-02-08 19:52 | 読書
まあ多分「出せば通る」たぐいの研究費なんだとは思っていたが、やはり採択された。

「36歳から45歳の研究者、日本に留まってないで海外に行って来い!」という研究費。45歳の私からすれば、「国が与えてくれた最後(?)のチャンス」とも言える。

とは言え、この歳になって、少し安定し始めたところでまた海外で研究生活というのもしんどくビビっているところもある。一方で、閉塞感を打破するためにはもう一段自分を鍛え直すしかあるまいという自分もいる。

この選択が吉とでるか凶とでるか、まあ頑張るしかあるまい。


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by hisaom5 | 2016-02-01 19:52 | 日記