独り言シーズン5


by hisaom5
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七つの会議

七つの会議

池井戸潤/日本経済新聞出版社

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一気に読んでしまった。池井戸潤節と言おうか、相変わらずおもしろい。最後はゾッとする大事件に発展し、そこから幾つもの展開がありミステリーの要素も満載。しかもリコール隠しやデータ不正という、まさにタイムリーな話。内情はこうだったのかと思わせる。


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# by hisaom5 | 2016-05-04 12:19 | 読書

素直な戦士

素直な戦士たち (新潮文庫)

城山 三郎/新潮社

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とある本で紹介されていたので読んでみた。

子供を東大に入れるため周到に準備して最後は破綻する物語。古い本ではあるがそれなりに楽しめる。
子供を大人の思い通りに育てようとする事は不可能というメッセージ、(当時の)受験競争への批判らしきものが含まれているのかもしれない。
しかし私は、教養や資金のない夫婦が書籍の情報のみから東大に入るような子供を育てようとすることがとうてい無理だという、階級差別を見ているようで寂しい気持ちになった。色んな意味で「懐」が広くなければ良い子育てはできないということだと思う。自分ができているかは置いておいて。


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# by hisaom5 | 2016-05-04 12:15 | 読書
早々にDecision letterが来た。結果はエディターレベルでのリジェクト。内容は面白いが発見の進展がこの雑誌のレベルに達していないと。そういう捉え方をされると厳しい。さてどうするか。もう少し「旅」をさせるか、早々に決着させるか。

1stの学生と相談、というよりは説教。望みばかりが高く、現実がわかっていない。とは言え、私も人のことは言えない。学生時代は似たように思っていたし、自分の仕事をより良い所に出したいという気持ちは当然あり、ボスと意見が合わなかったこともある・・・と言うかいつも私の方が高望みしていた。

リジェクトされると悔しくはあるが、現実に引き戻される。そこでどこまで強い意志を持って踏ん張れるかということも、ハイインパクトジャーナルに論文を掲載させるためには必要で、そういうガッツを持っていることがトップサイエンティストとして必要なことだというのは認めざるを得ない。だからハイインパクトジャーナルに論文を掲載できる人は尊敬されるし、そのガッツを知らない人はいつまでもハイインパクトジャーナルに論文を掲載することはできない。・・・などと偉そうなことを言えるほどの人間では私もないのだが。

ということで、妥協と言ってはおかしいが、まあ発表されることが優先のジャーナルに転送することに決めた。正直ここでもどんなコメントが帰ってくるか分かったものではない。それだけ「新しい仕事」だと自分たちでは思っているところもある。それで転送を始めたら、同じパブリケーショングループなのにそれなりにフォーマットを変えなければならないということがわかり、「同じ面倒くさいのならもう一度だけチャレンジジャーナルに出してみるか」と言う気になった。エディターキックであれば決定も早いだろう。それでダメならいろいろと諦めもつくというものだ。



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# by hisaom5 | 2016-04-29 23:49 | 日記

渡航マインド

この歳になったからか、そもそも私の性格なのか、あるいは今私がおかれている立場のせいなのか、「マインドセット」を切り替えるのがしんどい。マインドセットを「ロール」と言い直しても良いのかもしれない。人は生きていくうえで、たくさんのロールを無意識に演じている。そしてその都度、マインドセットを無意識に切り替えている。

あるマインドセットでロールを演じていてそれに不都合がない場合、あるいはそれが心地よい場合、ずっとそのロールのままやっていきたいと思うのは、人としてある程度しょうがないことだろう。だが自分が「堕落しているロール」を演じていて、それに気づいてそれでは良くないと思った場合に、頑張ってマインドセットを切り替えるという必要が生じる。あるいは、外部的な圧力によりそれを切り替えざるを得ないということもあるだろう。一日の間にたくさんの別々のロールを演じなければならないこともある。あるいは、その日ごとに、週ごとに、月ごとに別々のロールを演じる必要がある場合もあろう。そのロールの切替をどれくらいスムーズに行えるかが生産性を分ける。

私の職業上の立場で言えば、講義を行う講師としてのロール、ラボヘッドとしての研究室運営と学生の指導のロール、そして自分自身が研究活動を行う研究者としてのロールなどがある。これらは同じように見えて、それぞれ異なったマインドセットを使う必要がある。それをどう切り替えながら最も高い生産性を維持するか?

切り替えに時間を要して集中できずダラダラと過ごしてしまうことが一番生産性を落とす。これまでにある程度分かっているうまいロールの切替方法は、時間を切ることだ。午前は他人の時間(講義と学生指導)、午後は自分の時間(研究)、夕方以降は未来の時間(研究申請書の執筆など)という分け方をするのだ。さらに、これも数年前から気づき始めたことだが、生産性を上げるには互いのロールをリンクさせるのだ。あるロールを演じながら、バックグラウンドで別のロールのマインドセットも少し動かしておく。すると、2つのロールのタスクが突然繋がることがある。そうすると半分の労力で2つの仕事をこなすことが出来たりもする。

とまあ「言うは易し」で実際にはなかなかこうは行かない。

なんでこんなことを書いたかというと、論文を投稿して渡航の準備にエネルギーを注ぎ始めたら、「訪問研究員マインドセット」がムクムクと湧き上がり、今回の渡航をどううまくやり遂げるかということばかり考えるようになってしまった。私は訪問研究員としてどれだけの事ができるだろうか、日常生活は、英語は、満足できる滞在ができるか・・・そんなことを考えていたら「研究者・ラボヘッドマインドセット」がどこかに行ってしまい、ラボでの実験がとても面倒くさくなってしまった。渡航にはまだしばらくあるのだから、準備は進めつついまやらなければならないことも進めなければ・・・。


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# by hisaom5 | 2016-04-27 19:59 | 日記
宿泊先を探す。結局、Airbnbで部屋貸しをしているところに泊まることにする。老?夫婦が部屋を貸していて、大学から近く価格もリーズナブル。他の宿泊客からの評価も高い。以前留学した時にも間借りをさせてもらったことがあり、まあその経験もあってあまり抵抗はない。ただ以前は日本人の方の家の間借りで、今度はメキシコ人?という違いもある。他人の家で暮らすというのはそれなりにストレスも溜まることが予想される(以前もそれなりにいろいろあった)。まあこれもチャレンジだ。

宿泊先も大体決まったので、残しておいたペーパーワークを始める。就労許可証(ワーキングパーミット)を得る必要があるということで、先方からもらったリンクに行ってみると・・・これが大変!カナダとはいえ「お役所」のサイトだからか、どこをどう辿ったら良いのか全然わからない。ここですでにバリアーを作っているのかもしれない。で、ぐるぐる回ったりログインがうまく出来なかったり、記入可能なPDFが開かなかったりを繰り返しながらたどり着いてみると、どうも割と膨大なドキュメントを用意しなければならず、しかもパーミットが出るまでに結構日にちが掛かりそうという事がわかった。

もし入国に間に合わなかったらヤバイ!そう思って必死でいろいろ準備し始める。一番問題なのは、大学から私の地位を保証する書類を用意してもらう所、英語ですぐに出してもらえるだろうか!・・・などと焦っていたのだが、先方の大学から送られてきた招待状をしっかり読んでみると、「この招待状と幾つかの書類があれば入国の時にワーキングパーミットを出してもらます」と書いてある。そう言えば以前それを読んで安心していたんだったが、自分の記憶が間違っていたかと焦ったのだった。

本当にそれで良いのか一度大使館に確かめてみたほうが良いは思うが、おそらく大丈夫なんだろう。焦って損したとは言わないが、カナダで就労許可証をもらうのは簡単じゃないということはよく分かった。

ということで決めなきゃいけないことはだいたい決まってきたと言える。つぎは大学への出張手続きだな。


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# by hisaom5 | 2016-04-26 19:51 | 日記