日曜日は3度目のハーフマラソン。真剣にランニングを始めて、初めて走ったのが2年前のこのハーフマラソンだった。記録は1時間59分ちょうど。レースが終わった後は足が痛くてまともに歩けなかった。それが悔しくて一年トレーニングして、昨年の記録が1時間45分52秒。キロ5分で走るという目標はほぼ達成した。
で今年。できれば1時間40分を切りたい。つまりキロ4分40秒で走り続けるという目標を設定した。それに合わせてトレーニングをしようとしたのだが・・・思ったようにできなかった。練習時間があまりとれず、取れた時にもキロ5分ペースでヒーヒー言ってる。一年歳をとったせいか、とても4分40秒のペースは維持できない。ということで「最低でも昨年の自分よりは早くゴールすること、4分50秒ペースで走れれば満足しよう」をゆるめの目標にした。
という状況で望んだレース。一つだけ決めていたことは、スタートロスをゼロにすること。つまり、なるべくスタートラインに近いところから、早い人の集団に紛れて走るということだ。これがうまくいけば、スタートロスのあった昨年よりは速いタイムが出せるはずだ。幸いなことに風もほとんどなく温かい天候。障害となるものはなさそうだ。
というわけで、スタートが見える位置から早い人達と一緒に飛び出した。スタートロスはほぼなし。最初の1キロのラップは4分44秒。次の1キロが4分35秒。さあこのペースがどこまで持つか。まわりの人たちは流石に私よりも早く、少しずつ逃げられているような状態で走り続けた。抜かれてばっかりであまり抜くことはなかった。
今回は心拍モニターも装着して走った。ただ、モニターのせいなのか私がそもそも心拍数が高いのか、レース中はほとんど「無酸素運動ゾーン」で走っていることになっていた。後半に向かって徐々に心拍数が上がっていった。
ペースはほぼ4分40秒前後。これがどこまで続けられるか、足は持つか、心臓は大丈夫か、と常に思いながら走る。中間地点は50分ちょうど。まさに想定通りのタイム。ただ、その時点でもとてもしんどかったので、後半にはペースが落ちてくるだろうというのは想像できた。ランタスティックを起動しながら走っていたが、例によってランタスティックのGPSの走行距離が、実際の距離よりも少し短く、100m程度手前でラップタイムが刻まれている状態だった。
後半は、我慢我慢。心臓破りの折り返しを過ぎると太ももにも疲れが感じられた。1キロ毎にゴールまでの距離が縮まってること、ラップタイムがまだ4分40秒台であることを確認して自分を勇気づけて走り続けた。ラスト5キロでエナジージェルを入れた。
残り3キロはもう気力のみ。足を前に出し続ければ必ずゴールはやってくると言い聞かせゴールを目指した。そして、ゴール。タイムは1時間40分48秒。今年からネットタイムも出るようになっていて、それは1時間40分32秒だった。
少し膝に来ていた。さらに、また足の裏にマメができかけていた。フルの時にこれが大きなトラブルのもとになった。次までに対策が必要だ。
結果としては、ほぼ(きつめの)目標を達成できた。間違いない勝因は、前の方からスタートしたことだろう。もちろん一年間、フルマラソンも含めて走り続けたおかげもあろうだろう。だが、練習も含めてとにかくしんどかった。自己新記録を目指し続けるのはしんどい。まそりゃそうだ。ギリギリを攻めてるんだから。
でもそろそろこのくらいで満足したら良いんじゃないかと言っている自分がいる。ランニングを楽しめなくなってしまうから。とは言え、フルマラソンのサブフォーだけは達成しておきたい。さらに、しんどかったレースが終わって数日経った今日には、また記録への欲望が沸々と湧いていたりもする。
頑張ったご褒美に今週は暴飲・暴食させてもらう。